シーリングワックス
封蝋というスタンプをごぞんじですか?シーリングワックスともいいます。昔からある道具で、一目見ればご存知の人も多いのではないのでしょうか。
封筒の封をする部分に色のきれいな鑞をたらして、うえからはんこをおして封をするという手法です。ワックスは蝋燭のように糸がついていて火をつけて溶かしてたらすようになっています。
フランスのシーリングワックスとインクの老舗のエルバン社は1670年に船乗りであったJ.エルバンが創業しました。彼がインドで仕入れた上質なシーリングワックスによって封蝋はヨーロッパの流行となったのです。
フランスの高級ブランドの香水の瓶につかわれている封のシーリングワックスはエルバン社の製品です。
木製のグリップのスタンプにワックスがセットになっていて数千円程度の物が多いようです。
封蝋をイメージしたシールやラッピングのグッズなどもたくさんあります。またチョコレートやクッキーの包装などにも本物ではなくイミテーションの封蝋風の飾りがついていたりする事もあります。
紙の封筒の封をする角の部分に使う事も多いですが、リボンでくくった部分の継ぎ目や、チーズや肉製品などのテープ状の封の一部などにも使われたりします。
一度開けてしまった後は再度溶かして封をする事ができないため、開封していませんという証になるのです。
日本の郵便局では普通郵便(定型郵便)では郵便番号の読み取りや計量などで機械処理される事が多いので、衝撃によって封蝋部分が割れてしまったりはがれてしまう事もあります。その部分を確実に残したまま送りたい場合は窓口で定形外郵便などの手作業による処理をお願いするとよいでしょう。